住職のひとりごと

2018年07月22日

浄土真宗のお盆の意味

お盆には先祖や亡くなった人たちが浄土から地上に戻ってくるといわれています。

先祖の精霊をお迎えし、供養をする期間を、お盆とよんでいます。

東京では7月15日を中心にお盆の行事を行うことが多いものの、その他の地域では8月15日に行うところが多いです。

南西諸島などのように、旧暦でお盆を執り行う地域もあります。

お盆の時期が地域によって異なるのは、旧暦から新暦に暦が切り替わった時の事情や、農作業や漁業など、その土地に根差し

たスケジュールを優先するなどいろいろな理由からです。

お盆の習慣は地方によって大きく違いがあることも特徴のひとつです。

わが浄土真宗では亡き先祖もみな浄土に往生していると説いています。そのため浄土真宗ではお盆の行事は供養ではなく

ご先祖への感謝の法要といった意味があるのです。

真宗高田派 法輪山 宣隆寺